2/27 最後の入荷& Surplus(White & Grey)追加 アラスカフーディーご好評いただきまして、ありがとうございます。 アフターフーディーのディテールや、ワイドボディーにワイドスリーブがとても人気でした。ダブル、シングル共にソールドが続いておりましたが、残り資材を集めて、サープラスアラスカを完成させました。 ダブルフェイスのラゴパスのインナー側に使っていたホワイトに余りが多く出ましたので、ラゴパスのフライス(リブ）を組み合わせて”Surplus Two Tone”を思いつきました。ビンテージの界隈ではおなじみの2トーン。ねらったのか、なっちゃたのか定かではありませんが、”資材余りを組み合わせた” というのも絶対あった。アメリカ人ならやりそう...なんて考えましたが、ファクトリーにいたら、やってみようとなるのが、ごく自然な流れなんだと思います。 という訳で、サープラス2トーンはシロクマみたいなボディーにグレーリブがナイスです。汚れやすい裾と袖口、そして衿がトップグレーなのは少し安心感がありますね。笑 偶然にも春らしく出来上がりましたので(狙っていますが 笑）爽やかに楽しんでいただければ嬉しいです。 ＊ホワイトの生地に軽微な汚れが入ることがあります。余り資材ということでご理解ください。また、グリーン、ラゴパスも生地の斜行等がみられるものがございます。こちらも1枚でも多く作るを優先しましたので、ご理解いただけますと幸いです。 普通の服屋さんでは生地の織り不良がある個体や、ミシンのオイル染みやインディゴのちょっとした移染が等があるという所謂B品を見かけることはまずないですよね。ですが、XX DevもTCBもベースは縫製工場、日々の仕事からそういった個体が出てきてしまうことは避けられません。TCBでは、そういった個体は店頭でご理解いただける方への販売用として置いています。XXさんはそれをSurplus（いわゆる軍モノの余剰品）として販売しているという訳ですね。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 20年来の戦友、岐阜のXXDEVELOPMENTが作るSUREのSweat 最近はTCBでの店頭でもTCBとSUREを合わせて御来店頂くお客さんが非常に多くなってきました。気づいた時は私も嬉しくて 『SUREに合わせてくれてるんですね！』 と声を掛ける事も多いんですが、お客さんの中には 『気になってはいるんだけど手に取って試着してみなければ購入までは怖くて...』という声も多かったのは事実。 だったら喜んで貰えたらと思い少しでは有りますがSUREのSWEATをTCBでも販売をしてみる事にしました。最近はGジャンやカバーオールを接客する時に 『フードをインナーに入れたいならもしかしたらこのサイズだと思いますよ！』というセリフが多かったのは事実 だったら 『フードを着てからジャケットを羽織ってみて下さい』 となるとお客さんも想像しやすいかな？ と思ったのもキッカケでした。 TCBのオンラインストアでも販売しますが是非店頭にもチェックしに来てくれたら嬉しいです。 全8色ですが、TCBのメンバー達とどの色が良いかを相談して、Awesome 3色とAlaska Hoodie1色をTCBではセレクトしました。濃いインディゴ、色落ちしたインディゴとデニムの色味は様々ですが、デニムに合うよな！という色で決めました。ただ、自分達が着たい色を選んだと言われそうですが、デニムを作っている私たちなのできっとそれはデニムに似合う色なんだと思います。なので、ぜひTCBのデニムを上から羽織って着てみてください。 余談ですが、Corn Headが色違いでゾロゾロ歩いていると、イギリスのお子様向け番組Teletubbysを思い出します。TCBのアイコン猫のTabby'sとスペルも似ていて何となくニヤリ。 岐阜の冬にはダブルフェイスが必要でしょうが、岡山の冬はシングルフェイスでOKということで、TCBではシングルフェイスのみ準備しました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー スウェットラバーならきっと知ってるアフターフーディー（後付フード） へぇ～な方にもスペシャルナイスなので是非聞いてください。 アフターフーディーってクルーネックにフードを付けた発明品。今となっては当たり前ですが、開発当時寒いよ～となったんでしょう。単純に縫い付けました～から、バインダーに挟みました～（今回はこれ）を経てみんなが知ってる今のフーディーになりました。そもそも、セーターの代わりになるようにと作られたスウェットですが、やっぱり寒いわ！に答える様に発明は続きます。 そしてウルトラＣな発明が... 寒いなら2重にしてしまえ！ これはすごい。だって全部2重（ダブルフェイス）なんだもん。（ビンテージのアフターフーディーはダブルフェイスが基本設定です）ん?な方はもう少し聞いてね。身頃と袖が2重です。そりゃあったかくなるよ。だけどさ...言いたいことは分かる（笑）それとかあれを差し引いても、このボリューム感がナイスなのね。重いぜ。乾かないぜ。2重だって俺にしか分からないぜ。だけどさ、ナイスなのさ。笑 これはね無名の秀作じゃないです。素直に有名でスペシャルです。脇役なんかじゃない。これは主役です。笑インスタのストーリーでリクエストをもらっていて、20周年企画に合わせてスペシャルな今回約束の回収ができました。 それで、ああぁ大変だった製作背景をご紹介します。 先ず、スウェット生地は今回の企画に合わせて特注しました。何度も試作を重ねて厚みと弾力を調整しました。フライスも作り直していて、ボク的史上最高のフライスです（リブのこと）そしてもう一つ面白いのは、丸胴スウェット生地だという事。どうしても編機の都合で脇割にはなったけど、1台だけ特注セッティングで作ってもらいました。（変態セッティングなので企業秘密です笑）起毛も筒のままでかけました。オーサムとはまた違った仕上がりで、ダブルフェイス特有のモチモチ感を再現できました。 それでね、裁断も筒の状態で行います。その為、襟ぐりに前後差がありません。（少しボートネックな感じ）随分思い切った作戦ですが、前衿が持ち上がる感じがナイスです。バインダーネックの前側にダメージが多いのはその為ですね。肝心の縫製はというと、想像できていたけどやっぱり。乗り越えるべきヤマはありました。身頃も袖も2枚どっちも表の状態で重ねて、縫います。（ん?＝つまり2枚を1枚として縫います）ワイルドでしょ。これを実現するには5.6ミリの針幅を6.4ミリ変更する必要があります。+0.8ミリってホント少しだけど、ビンテージを再現するって意味ではここ重要です。そして衿バインダー...正確には衿と二重の身頃とフードのバインダー。そうよね、Ｈ品番（HEAVYの意味）のラッパでも入んない。ここはポニーのハンドパワーで曲げたワンオフラッパを使います。ステッチ糸は綿糸の＃30番手。これは洗濯後が楽しみです。縫い味なんてジャスミンがよく言うけど、今回は縫い味出まくりです。笑 パターンは？ スペシャルビンテージそのままの雰囲気を伝えたくて、シルエットの大げさな修正はあえてしませんでした。きっと乾燥機もみんな使うだろうという想定で、縮んだらおよそスエスタ位なイメージです。それでも、落ちちゃう肩幅と、ワイドな袖はかっこいいのでそのまま。よりボックス感があるように短めの着丈と太いリブがナイスです。アフターフーディーってこんなカタチしてたのか！新発見が楽しいです。コーンヘッド具合は強烈にコーンです。笑　それと、前空きの部分が、アフターフードの醍醐味ですが フード（衿）側のカーブは下に曲げるとフード（衿）がねます。えぇ！立ち上がらないの？？は大丈夫。今回採用の讃岐コードを結べばちゃんと収まってくれますよ。いろんなタイプがありますが、今着るならこのパターンがオススメです。 アラスカフーディーって？ 実際アメリカでも北部を中心に着られていたようです。ここ日本でも　さっむ～、もうアラスカやん。にちなんで付けました。もちろん街で着てもらっても自慢できますが、これは！な時に活躍してくれると嬉しいです。 BE NATURE シュアーメイトの新しい合言葉です。みんなのお出かけや冒険（デートも可）にシュアーを連れて行ってもらえたら嬉しいです。 カラー名のSUPRUCE GREENは森をイメージしたグリーンで、LAGOPUS MUTAは冬の雷鳥をイメージしたオートミールです。 （ややこしくしましたら、ごめんなさい　笑） W/F ダブルフェイスと S/F シングルフェイス ダブルフェイスを熱く語るポーニーにジャスミンが... ”みんなアラスカに住んでる訳じゃないです”　って。という訳で、シングルフェイスもご用意する流れになりました。笑　パターンは共通のものを使いますので、生地のボリューム感こそ違いますがいつものスウェットの肉感です。 サイズ選び 乾燥機の使用を想定していますので、少し大きめの設定です。縮んだらスエスタと同じくらいです。お好みに合わせてチョイスしてください。 ポニーさんの場合　171cm 67kg Lサイズが少し大きくていい感じ。(少しだけ大きい) もちろんＸＬもいけます。 ジャスミンさんの場合　175cm 56kg これは大きめがいいからXLにするって！(着丈長くないのが◎)