TCB冬の風物詩というのにはまだ早いですが、実は505のブラックは”作って欲しい”というリクエストが最も多かったモデルかもしれません。特にアメリカ、イギリス、スウェーデンと海外の取り扱い店から熱望されていたこともあり、ようやく実現となりました。 生地は縦横ブラックの12oz. 米綿を主体とした縦糸７番、緯糸9番を用いて、ナチュラルムラの糸を硫化先染めでブラックに仕上げました。先染めなので、縦落ちも出てきますので、ブラックジーンズの経年変化を楽しんでいただけます。 今回は505ベースということもあり、サンフォ加工の生地です。規格的には、緯糸がやや少なめの打ち込み本数にしており、色落ちした際に古着のくたっとした痩せ感を表現しています。ということで、洗いを多めにして古着らしい色落ちで穿いてもらうのも良いかと思います。 505ベースにしては珍しいセルビッジ仕様です。 シルエットはやや細めで、裾にかけてテーパードしていく テーパードストレート。帯部分の生地は生地の目方向が縦方向に使われている=古いシャトル織機で織るシングル幅の生地ではウェストの生地分の幅が足りません。ブラックデニムということで、見た目では中々判断がしづらいですが、帯は革新織機で織ったダブル幅の生地、本体はシャトル織機で追ったシングル幅の生地と珍しいvintage 505の仕様を再現しています。 □サイズに関して レギュラーの505と比べると、ブラックは1サイズ小さめです。 28、29インチは女性にもすっきり穿いていただきやすいくらいのサイズ感だと思います。 サンフォ生地ということで、生機に比べると少し穿き馴染みの幅も小さいため、ジャストよりも緩めのサイズをお勧めします。 ＊お持ちのパンツのウェスト内径ぐるりを巻尺でご計測いただき、その数値をベースにしたサイズ選びがお勧めです。