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Brown S/F Size: S
¥26,400
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Brown S/F Size: M
¥26,400
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Brown S/F Size: L
¥26,400
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Brown S/F Size: XL
¥26,400
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Brown W/F Size: S
¥36,300
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Brown W/F Size:M
¥36,300
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Brown W/F Size: L
¥36,300
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Brown W/F Size:XL
¥36,300
□出荷対応は11/21(木)より開始予定です。
去年の冬にGジャンやカバーオールの中にフードを着て過ごすというのが温かくて快適なので気に入ってました。サーモンピンクやグリーンをローテーションしてる中で、ふとブラウンが必要だなと。
職業病でしょうか?
欲しいなと思ったら買おうという発想では無く。作ろうという発想。
思い立った私はすぐに岐阜の戦友XX DEVELOPMENTの社長太一君に電話しました。
私『もしもしブラウンのALASKA HOODIE作ってよ』
私も20年服を作ってるので口頭で色を伝えるほど雑な伝言ゲームは無いというのは周知してるつもりです。
太一君『ブラウンって言っても色々有るじゃん!古泉さんは黒のSWEATを作るのにPrinceton大学の黒のVintage SWEATを2着送ってきた訳だし、TCBはBrown大学のSWEATをサンプリングする?』
私『気に入ってるブラウンが有るからすぐに送るよ!届いた?』
太一君『届いた?ってLineの熊のスタンプじゃん...』
そんなやり取りから生まれたカラーが "BROWN’S BROWN"
要は熊色です。
本当にそんなノリで作った別注なの?と言われてしまいそうですが、別注というのは実はリスペクトや愛が無いと行けないと思ってて、全て修正する必要があるアイテムをベースに別注で作る必要がある?と私は常日頃から思っていました。なので、個人的には文句の無い後付けフードのベースに私がDENIMのインナーに着たい色を作って貰ったというストーリー。
今回はTCB単体でもお世話になりまくってる古泉さんも同時発売でALASKAの別注カラーが発売されます。古泉さんはデニムにも負けず劣らずSweatも沢山スペシャルを所有されており、かつここ最近まで世界的有名なSWEATメーカーにも在籍されていたのでこのALASKA HOODIEがお墨付きを得た事に私も嬉しく思います。
是非SUREのインライン 古泉さんのBLAK 'n' BLACKと共に"BROWN’S BROWN"もよろしくお願いします。
『太一君からは猫が熊を着るのか』
と揶揄されたので発売記念で愛猫と共にCat Wearing Bear
身体と共に心も温まるSWEATだと思います!
いつも太一君ありがとう!またLINEするね♡
□サイズ感について
もともと、アフターフーディー( W/F )はアウター用に設計されました。
身幅を大きくとっていますのでザックリと着ていただくのがオススメです。
洗濯で着丈と袖丈に縮みが出ます。2~3センチほどです。乾燥機の使用を想定していますので、少し大きめの設定です。お好みに合わせてチョイスしてください。
TCB Boys 4人組のサイズは左から以下の通りです。
171cm 63kg Lサイズ着用
182cm 70kg XLサイズ着用
165cm 50kg Sサイズ着用
170 60kg Mサイズ着用
*ALASKA BROWN'S BROWNは別注商品のためTCB jeans のみでの販売となります。
□作製背景
⚫生地/フライス:特注
丸胴スウェット生地 ※肉厚生地
W/F ダブルフェイス 14.4oz × 2 = 28.8oz
S/F シングルフェイス 14.4oz
編機の都合で脇割仕様ですが、特注セッティングでニッティング(起毛は筒のままでかけてます)筒のまま起毛~裁断まで。
*これは襟の全誤差があると出来ません。当時のディテールが幸いしました。
□縫製
実現するには5.6mmの針幅を6.4mmに変更する必要があり、ミシン調整して縫製しています
二本針のカバーステッチは6.4mmのUSゲージ(ドメスティックゲージは5.6mm)
ドメスティックゲージの5.6mmでは縫い代が収まらず、ビンテージのディテールに納得です。衿と二重の身頃とフードのバインダー縫製は特別に調整したラッパを使用し、ミシンも専用機を作り挑みました。
□パターン
VINTAGEそのままの雰囲気を体感してほしいので、シルエットの大げさな修正はあえてしていません。
肩が落ち、ワイドな袖は非常に特徴的でファッショナブルです。
BOX感が出る様に短めの着丈と太いリブ。
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以下は、XX太一さんのマニアックな商品説明です!
スウェットラバーならきっと知ってるアフターフーディー(後付フード)
へぇ~な方にもスペシャルナイスなので是非聞いてください。
アフターフーディーってクルーネックにフードを付けた発明品。今となっては当たり前ですが、開発当時寒いよ~となったんでしょう。単純に縫い付けました~から、バインダーに挟みました~(今回はこれ)を経てみんなが知ってる今のフーディーになりました。そもそも、セーターの代わりになるようにと作られたスウェットですが、やっぱり寒いわ!に答える様に発明は続きます。
そしてウルトラCな発明が...
寒いなら2重にしてしまえ!
これはすごい。だって全部2重(ダブルフェイス)なんだもん。(ビンテージのアフターフーディーはダブルフェイスが基本設定です)ん?な方はもう少し聞いてね。身頃と袖が2重です。そりゃあったかくなるよ。だけどさ...言いたいことは分かる(笑)それとかあれを差し引いても、このボリューム感がナイスなのね。重いぜ。乾かないぜ。2重だって俺にしか分からないぜ。だけどさ、ナイスなのさ。笑
これはね無名の秀作じゃないです。素直に有名でスペシャルです。脇役なんかじゃない。これは主役です。笑インスタのストーリーでリクエストをもらっていて、20周年企画に合わせてスペシャルな今回約束の回収ができました。
それで、ああぁ大変だった製作背景をご紹介します。
先ず、スウェット生地は今回の企画に合わせて特注しました。何度も試作を重ねて厚みと弾力を調整しました。フライスも作り直していて、ボク的史上最高のフライスです(リブのこと)そしてもう一つ面白いのは、丸胴スウェット生地だという事。どうしても編機の都合で脇割にはなったけど、1台だけ特注セッティングで作ってもらいました。(変態セッティングなので企業秘密です笑)起毛も筒のままでかけました。オーサムとはまた違った仕上がりで、ダブルフェイス特有のモチモチ感を再現できました。
それでね、裁断も筒の状態で行います。その為、襟ぐりに前後差がありません。(少しボートネックな感じ)随分思い切った作戦ですが、前衿が持ち上がる感じがナイスです。バインダーネックの前側にダメージが多いのはその為ですね。肝心の縫製はというと、想像できていたけどやっぱり。乗り越えるべきヤマはありました。身頃も袖も2枚どっちも表の状態で重ねて、縫います。(ん?=つまり2枚を1枚として縫います)ワイルドでしょ。これを実現するには5.6ミリの針幅を6.4ミリ変更する必要があります。+0.8ミリってホント少しだけど、ビンテージを再現するって意味ではここ重要です。そして衿バインダー...正確には衿と二重の身頃とフードのバインダー。そうよね、H品番(HEAVYの意味)のラッパでも入んない。ここはポニーのハンドパワーで曲げたワンオフラッパを使います。ステッチ糸は綿糸の#30番手。これは洗濯後が楽しみです。縫い味なんてジャスミンがよく言うけど、今回は縫い味出まくりです。笑
パターンは?
スペシャルビンテージそのままの雰囲気を伝えたくて、シルエットの大げさな修正はあえてしませんでした。きっと乾燥機もみんな使うだろうという想定で、縮んだらおよそスエスタ位なイメージです。それでも、落ちちゃう肩幅と、ワイドな袖はかっこいいのでそのまま。よりボックス感があるように短めの着丈と太いリブがナイスです。アフターフーディーってこんなカタチしてたのか!新発見が楽しいです。コーンヘッド具合は強烈にコーンです。笑 それと、前空きの部分が、アフターフードの醍醐味ですが フード(衿)側のカーブは下に曲げるとフード(衿)がねます。えぇ!立ち上がらないの??は大丈夫。今回採用の讃岐コードを結べばちゃんと収まってくれますよ。いろんなタイプがありますが、今着るならこのパターンがオススメです。
アラスカフーディーって?
実際アメリカでも北部を中心に着られていたようです。ここ日本でも さっむ~、もうアラスカやん。にちなんで付けました。もちろん街で着てもらっても自慢できますが、これは!な時に活躍してくれると嬉しいです。
W/F ダブルフェイスと S/F シングルフェイス
ダブルフェイスを熱く語るポーニーにジャスミンが... ”みんなアラスカに住んでる訳じゃないです” って。という訳で、シングルフェイスもご用意する流れになりました。笑 パターンは共通のものを使いますので、生地のボリューム感こそ違いますがいつものスウェットの肉感です。