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□ご予約ページ□Cat Head Jacket

30,800円

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※ 2025年5月下旬 〜 2025年6月下旬 発送予定

□元ネタとの出会い 春に向けて新作を作りたいなと思っていたカバーオール。 元ネタ探しの旅は去年の早い時期から始めてはいました。 徐々に作りたいターゲットは絞れてはきてたのに実際のターゲットには中々出会えず。そんな中、ちょっとした雑談の中でいつも同じ部屋で働いてるRyo君に 『1930'sのダックヘッドのカバーオールが出て来たら可愛いから作りたいな』って軽く話しました。 すると、 『オランダに住んでる時に買ったのを今は親父にプレゼントして持ってますよ』との事。 凄い偶然が有る物だと、そのVintageをターゲットにしたい旨を伝えると快く了承を頂きプロジェクトはスタートしました。 □ディテールへのこだわり カバーオールを語る時には私は何度も書きますが1930年代の特徴的な左胸のデザインが大好きです。過去に作成したBlack Bear 。Strong Hold。 Boss of the road 程では無いものの今回も左右非対称のデザインが特徴です。 1番の惹かれたポイントは愛くるしい少しファニーなアヒルの顔でした。 元々Vintageのロゴでの動物物は大好きで Boss of The Roadのブルドッグ Can't Bust'emのニワトリ Black Bearのクマ Finksのブタ 等、並べるとキリが無いですが魅力的なポイントです。 この雰囲気を再現するために何度も描き直しして貰いながら元ネタのファニー感を猫に変更して再現しました。 結果このタグの猫が素晴らしく作れた為、胸の2本爪のドットボタンや袖のドーム型のタックボタンもVintageの雰囲気を再現しつつ可愛く仕上がりました。 前立てのボタンにはVintage同様の梨地加工されたボタンの表情を再現しています。ザラザラした触感が滑りにくく脱着をしやすい工夫となっています。この辺りもデザインでは無く機能性を求めた結果のテクスチャーになってるんだと思います。 もう一つの魅力的に感じたのは バータックとボタンホールのグリーンでしょうか。 バータックがカラフルなvintageは多数あり、TCBでも楽しみながら見た事有る色を使ってみたり有りそうで無さそうな色を採用してみたりしてバータックの色を楽しんできました。ただボタンホールがカラフルなのは今思い出せるのはDuck headとOshkoshくらいでしょうか。 もちろん最初はビビッドにも感じるのですが、着用を続ける事により、グリーンが褪せて来るのもこのジャケットの楽しみかもしれません。 □生地 縫製の工夫 縫製も特徴的だったのがチェーンステッチで作られたチンストラップ仕様の台襟です。ここの工程は専務とも頭を悩ませて居たのですが戦友でも有るWorkersの舘野さんに相談をしたら何と2年前にPaydayを元ネタに作った時にラッパを作成したとの事。 『全然TCBで使ってくれたら良いよ』 との言葉に甘えさせて頂いたのと、PaydayとDuck Headの台襟の互換性が有る事から学べる事は、私たちがデザインだと思ってた部分が実は製造業観点で考えられたミシンの都合から生まれた副産物の証明だとも言えます。 TCBではカバーオールを作る際、Vintageより少しだけ着丈を短くして上下デニムでもバランスを取りやすくしています。ラグランスリーブなのでジャストで着用しても窮屈感が無く、腕の可動域も広いのが特徴です。 生地もVintageを参考に糸ムラ形状から色、染色方法など細部にまで拘って貰いました。最近は一つの番手の糸でムラを表現するよりも異なる糸を混ぜてそれぞれの糸のムラ形状を変える方法を選択しております。 具体的には経糸だけで8番手にストレートの糸、9番手に短いムラの入った糸を1:1の割合で使用。 緯糸には12番手の自然なムラ糸と同じく12番手だけどネップの入った糸を1:1の割合で使用。 結果的に4種類の糸を使用してる為、Vintageの雰囲気に仕上がる様になっています。 染色もストアブランド特有の浅めの色目で染めて貰いました。 経糸の浅い理由代わりに緯糸が生成りでは無くグレーで染まっています。 この考え方は、汚れを目立たせなくさせる為の各社の考えで経糸を濃色にする事に拘った生地も有ったと思いますし、横糸をグレーに染める事によって生地を濃色に見せて汚れを目立たせなくした生地も多かったのだと思います。 仕上げとしては横糸の半分にネップ糸を使用してる為、毛焼き加工を施さずに仕上げて貰っています。 □サイズに関して 基本的なサイズ感はTCBの定番カバーオールであるCathartt Chore Coatと合わせて作成しています。デニムジャケットの比較となるとサイズ感の好み次第で、1~2サイズダウンをお勧めします。

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